台湾版マガジン翻訳担当氏が語る裏話
■関連 ■台湾版週刊少年マガジンの気になる中身
※9/23 13:00 問題がありそうな箇所を一部修正しました。
は柳生十兵衛さんのコメントからの引用・転載です。一部勝手に手を加えさせていただきました。もし問題ありましたら教えてください<十兵衛さんこのように枠で囲まれている部分
■台湾版週刊少年マガジンの表紙
※1 2004/12/31発売号では表紙の問題なんですが、うちの連載作品は本家本元のマガジンと比べて少ない(※1)で、連載していない作品を表紙に載せることが出来ません、更にマガジンは時々グラビアアイドルの表紙になるが、うちも使えませんので、時々単行本の表紙、雑誌のカラーページなどを表紙に使いますので、表紙は日本の方達が見たことも無い絵になっているのは何時ものことですね。表紙の文字も季節や作品事に入れます。
ツバサ (CLAMP)
あひるの空 (日向武史)
探偵学園Q (天樹征丸×さとうふみや)
魔法先生ネギま! (赤松健)
スクールランブル School Rumble (小林尽)
XXXHOLiC (CLAMP)
トッキュー (小森陽一×久保ミツロウ)
SAMURAI DEEPER KYO (上条明峰)
GetBackers -奪還屋- (青樹佑夜×綾峰欄人)
エア・ギア (大暮維人)
伝説の頭 翔 (夏原武 ×刃森尊)
クニミツの政 (安童夕馬×朝基まさし)(台湾版週刊少年マガジンはこんな感じより
(情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明))
■翻訳時の文字の修正について
※3 手貼りしていた当時のネギま!は「魔法先生ネギま!研究所」の「中国語版『魔法先生ネギま!』」のページ参照連載内容の作成ですが、去年の半ばまではまだセリフを手貼りの形式を使ってますので、すべての擬音を修正していませんでした(※3)が、フォトショップ(※4)を導入してから、すべての擬音や看板の文字を修正する事になりましたが、この遣り方は編集部よって違います。新少年快報のやり方はすべて修正しますが、台湾版のジャンプである「宝島少年」(※5)はセリフ以外の修正を行いません。
※4 フォトショップとは、Adobe Systemsが開発販売をしている世界標準の画像加工ソフトです。プロも多数愛用している(もちろん赤松先生も)している高機能ソフトですが大変効果で最新版に至っては10万円以上します。
※5 ここの宝島は台湾の意味です。(十兵衛さん談)
そういえば、「宝島」って名前の台湾料理店が日本にもあります。
■翻訳にかける熱意、スクラン名物「柱(※6)」のこと
※6 欄外に編集さんが書く文章のことです。ちなみにクロマティ高校にも似た芸風?の柱がありますが、同じ編集さんの発案だそう。ネギまの翻訳は、、、いつも力入れてやっていますよ。だって大好きだもん(笑)。スクランの翻訳も同じです。柱はスクランの醍醐味ですので、そのまま使っていますが、うちはスペシャルで連載している番外編を連載していないので、もし柱が番外編の物語と関係がある場合は、読者は意味分からない場合もあります。
■連載作品の選び方
マガジンが新連載を始まった時、新少年快報の編集長を必ず読んでみます、そして社内でマガジンを読んでいる方の意見を聞きます(これは私と宝島少年(台湾版ジャンプ)の某編集です)。これらの意見に基づいて、新しく連載したい作品を社長の方提案します。社長も提案した作品を読み、意見を聞きます。同意したら、講談社に版権の授与を要請します、版権が下ろしましたら、連載開始の時間を調整してから連載を開始します。
■連載作品の中国語版タイトルのつけ方
続いて作品の名前を決める手順を解説してみます。作品の名前を決める時は、編集部内部で提案し、うちら翻訳部門も幾つか提案して、編集とうちら翻訳で投票します。当選した名前は連載提案の手順と同じく、社長、講談社の順に周り、講談社が同意したら決定です。しかし、こう言うやり方は去年で中止し、編集長と彼の上司で決めることとなりました
■現在単行本のみの発売で台湾では連載されていない作品
「はじめの一歩」は新少年快報が創刊してから去年のあたりまで連載をしていましたが、去年になって連載期間が長すぎたと言う理由で、連載陣から外しまして、替わりに新連載を掲載しました。今は単行本のみとなりました。
今は涼風、浜中アイ、ジゴロ次五郎、クロ高、ゴッ輝などのマガジン連載作品の単行本を出版していますよ。
■葉加瀬の長台詞の裏話
これ(葉加瀬の長台詞)は初めて見た時、私もビビリましたが、愛の力で完成させました!でも、そのセリフの翻訳だけで30分かかりました...
(ちょっと翻訳のお話とは離れますが・・・)
■中国語版、赤松健先生の日記
>赤松先生のサイトを台湾から覗いてる方が結構たくさん居るようです。
そうですよ。実際に、私の何人かの友達は赤松先生から日記の翻訳権を貰って、先生の日記を翻訳していますが、実際皆が忙しいため、もう廃業に近い状態です...中国語版日記のページは下にあります。
http://www.lovehinaplus.com/LHplus/diary/nikki.cgi

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