赤松健「(ネギま!の)最近のメイン読者層は、バトル以降に入ってきた10代」
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■赤松健先生の日記帳(2010年4月24日)
4月24日
最近の読者年齢層についての論文を書き始めたのですが、多忙や疲労で全然 まとめきれませんでした。申し訳ありません。m(_ _)m かいつまんで書くと、要するに ・29巻限定版に添付した「作者直筆アンケート葉書」によって、現在の 読者層が意外と若いことが判明した。 ・グラフの頂点は17~18歳で、ここだけで全体の22%に達する。 ・12~19歳だと48.5%にもなる。もっと20代・30代の割合が 多いと私は考えていた。 ・非常に高価な限定版でコレなわけだから、安価な通常版では、さらに若年 層が増えている可能性がある。 ・最も人気のある巻は「ラカンvsネギ」の27巻で、2位とはダブルスコア。 しかもその2位とは「無回答」の項であった。 ・つまり、最近のメイン読者層は、バトル以降に入ってきた10代である。 ちなみに、作者直筆アンケート葉書の締め切りは4月末日なので、この数字 も暫定的なものです。しかし、大勢はもう変わらないでしょう。 単に20代・30代のファンが去って、相対的に10代の割合が増えて見え るだけなのではないかという疑問については、以下の物差しを提示したいと 思います。 ネギま第01巻の初版数:40万部 ネギま第29巻の初版数:40万部 ・・・部数が同じです。(^^;) 連載7年間に渡る読者年齢層の比率変化を考察するのには、とても好都合で すね。 「ラブひな」や「ネギま」初期の頃は、もっともっと成人男性ばっかりだっ たはず。ネギまは、連載5年目辺りから読者層の若返りに成功したのでしょ うか。はたまた、他の要因が? これについて、何か考察がありましたらメール下さい。 (今後こうすべきだとか、こうして失敗だったとか成功だったとか。)
「読者層の若返り」に成功したのだとすれば、週刊漫画家としては喜ばしい事なのかも知れませんね(連載の長期化につながるので)。
でも、「読者層の若返り」は同時に「初期からの読者のネギま!離れ」を意味する訳で。初期からのネギま!読者がどうしてネギま!を読むのを辞めたのかを考えると、10代の読者が増えた今の状況って手放しでは喜べない気が。
「私生活が多忙になってネギま!を読めなくなった」のなら仕方が無いけど、「『30人の美少女がキミの恋人・ドキドキのニュータイプ学園ラブコメ』の予告を鵜呑みにして読み始めたのに、赤松健に裏切られた!」と感じてネギま!から離れてしまったのだとしたら、何だか切ないです。
もちろん、長編連載を継続するためには読者層の若返りをせざるを得ないという事情もあるのでしょう。また、そもそもネギま!がラブコメ要素だけだったら、既存読者も飽きて離れてしまうでしょうし。そう考えると、仕方が無い事なのかなぁ?
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