ゲーデルが「自分には6700万人しか救えない」と諦めた時の心境を考えると涙が出る
鈴きんさんの以下のエントリーを読んで、とても共感しました。筆者の鈴きんさんにも共感したけど、ゲーデルにもとても共感しました。恥ずかしながら、ただいま少々涙目状態です。
私としては、偉大なる父親の姿を追い求めて決してあきらめない心の大きさを持ったネギを素晴らしいとは思うけれど、やっぱりあきらめてしまった挫折してしまったクルト・ゲーデルという男の方に惹かれます。 彼だって全員救いたいに違いないんですよ。 それでも彼は「自分には6700万人しか救えない」という事実に歯噛みしながらも自分に救える命だけでも救おうと断腸の思いで決意したんだろうと思います。鈴きん的。より
一つの国と一人のか弱い女の子を守ることはできなかったナギと「紅き翼」。そんな「紅き翼」のやり方では世界を救えないと感じ、ゲーデルは政治家に転身。その後も世界を救うという目的の為に、メガロメセンブリア元老院議員兼・オスティア総督の地位に上り詰めたゲーデル。彼は「世界を救う」ためだけに生きてきたと言っても過言ではないでしょう。
そんなゲーデルですから、魔法世界の12億人全員を救うためにあらゆる方法を模索し、そのためにあらゆる努力を惜しまなかったはずです。それでもゲーデルには12億人全員を救う見通しは立たなかった。その時の挫折感、11億人以上の魔法世界の住人を見殺しにする罪悪感。それらを抱えつつ「自分に救える6700万人だけでも救おう」と苦渋の決断した時のゲーデルの心境を考えると、涙で視界がぼやけそうです。ゲーデルは身が引き裂かれる思いだったはずです。
何度も「あきらめた」ことのある私は、彼の「あきらめざるをえなかった」気持ちを考えると泣けて泣けてしょうがないのです。鈴きん的。より
鈴きんさんに同感です。僕も何度も諦めたことのある人間なので、ゲーデルの「あきらめざるをえなかった」気持ちを想像すると、ゲーデルに共感してしまいます。誰だって、好きで諦める訳じゃないのですよ。でも、やむを得ない理由で何かを諦め、血涙流しつつも次善の目標にターゲットを移さなきゃいけない時だってあるんです。
そんなゲーデルに、ネギ君は

ネギ「父さん(サウザンドマスター)なら全員助けると笑って言ってのけるはず」

ネギ「どんな理由があっても父さんなら絶対にあきらめないハズです」
…と熱く語ります。ゲーデルだって、そんな事痛いくらいに分かってるんですよ。でも、全員救う方法が見つからない、その見通しさえ立たない。だったら、せめて「6700万人だけでも救おう」と断腸の思いで決断した。そんなゲーデルにとって、ネギ君の語っている事は単なる理想論に聞こえたんでしょうね。そう考えると、ゲーデルがネギに怒りを露にした事も、納得が行きます。

ゲーデル「何も・・わからぬガキがベラベラと・・・・っ!」
言うは易し、行なうは難し。 彼を責めたからにはネギくんは魔法世界の12億人全員を救ってもらわなければ。鈴きん的。より
そうですね。言ったからには自分で12億人全員を救わないと、このままではネギ君は理想論を並び立ててゲーデルを侮辱しただけになっちゃいます。でも、ネギ君ならきっと出来るはず!!!
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