新しい物好きの赤松健先生が、先日日本のマンガのアマゾンキンドルでの電子ブック化の可能性を語っていましたが、今度は実際に『魔法先生ネギま!』の1ページをキンドル規格のJPG形式に変換して、その可読性をテストしています。
まとめてキンドルの話。(※ただ単に研究しているだけです) アップロードできる画像は、450×550以内で、かつ 64kB以下と のこと。これを超えるとアマゾン側でリサイズされる模様。 これで、BMP形式は非常に厳しくなりました。JPGでもかなり厳しい。 試しにネギまの1ページを JPG形式(450x550/GS[※補注:グレースケールのこと])セーブ したら、最低画質で ようやく64kB内に収まりました。 これで、まさかの「網点化」の可能性が出てきましたね。グレースケールを 捨てて、完全2値化するわけです。(じゃあ印刷雑誌と同じじゃん(><)) ぶっちゃけ、この大きさ&画質だと、小さなセリフは全然読めません。 でも4コマ漫画なら結構行けるかも? また、値段は自分で決められるようですが、印税7割の必要条件である 2.99ドル以上に設定すると、更に日本では国際通信費が2ドルかかるので、 合計4.99ドル以上ということになります。 1ドル90円だと、449円ですか・・・・。多分、このままでは相当厳し いでしょうね。(^^;) でも10巻分が詰まって449円とかならありうるかも? 最初、「野生のプロ」が多く台頭して、キンドル市場はコミケの様相を呈す るかもしれないとも思いましたが、アマゾンの審査でエロやアニパロはNG でしょうし、誰でも何でもアップロードして販売できるとなると、選択肢が 多すぎて、結局知名度のある作者のマンガしか売れないという結果になるか もしれません。 っていうか、今の解像度では、マンガの販売は厳しいと思います。(結論)
冒頭の画像は魔法先生ネギま! 28巻
を「JPG形式(450x550/グレースケール)で64KB以内でセーブしたものです。」
魔法先生ネギま!にしてはセリフの文字が大きなこのコマでさえ、少々読みづらいものがありますね。
そして、小さなセリフが多いこのページ↑だと、小さなセリフはつぶれちゃって読めませんね。
赤松先生が1月27日の日記で
キンドルのEインクの様に、一旦表示したら殆ど電力を使わないというわけ にはいかないので、半日とか読書に集中するのは無理そうですね。しかし マンガなら数時間で十分ということで、 やはりこちら(※補注:[新製品]米Apple、遂に注目の「iPad」を発表!)が 本命だと思われます。赤松健先生の日記帳より引用
と書かれている通り、マンガを読むならキンドルよりも「iPad」の方が本命になりそうですね。